やって参りました、ホームセンター!
防音室作戦の具体化ができてきたので、社長さんと
4月に入社したばかりという初めましての社員さんを巻き込んで
スーパービバホームで下見をしてきました。
この日はとても風が強かった…。
ネットでは、予めすべての材料が揃うことを確認してあります。
ということで、今回は防音室を作るのに必要な材料をまとめてみます。
<壁を作るのに必要なもの>
●9mm厚の合板
ホームセンターではたくさんの種類の板が売っていました。
板の規格で、長辺が1800mmのものと1820mmのものがあったのですが、
部屋の床から天袋までの高さが1900mm程だったので、
天井の厚さ等を考えても壁の高さは1820mmあって大丈夫かなと思いました。
天井と天袋の間に隙間がぽっかりできていたら格好悪いですしね。
9mmの厚さの板はたくさん置いてありましたが、針葉樹合板が安くていい感じでした。
ただ、板の表面があまり美しくないので、完成の後にペンキを塗ったり
クロスを貼ったりすることも考えてみる必要がありそうです。
購入するときに、お店でカットをお願いしようと思っています。
ガッツリ日曜大工ではないので、きちんとした機械でズバッと切ってもらった方が
誤差が少なく、作業もすんなり進むと思います。
●20mm厚の角材
壁一枚の厚さを40mmに抑えたいために、中に挟む角材の厚さは20mmがちょうどいい。
ただ角材の規格というものが板等よりもわかりにくく、
ネットで探し出すのにも少し苦労したため、
もしかしたら無いかもな~…と木材だらけの空間を舐めるように眺めていると、、、
ありました!隅っこに!!
私では見つけきれず、社長さんが見つけてくださりました。
断面が40*20の角材です。良かった…。
ちなみに長さは板の長辺と同じ1820mmのものと、
その半分の910mmのものがありました。
細かい数字を書き出すとややこしくなるのでしませんが、
必要な角材は一番長いもので1740mmなので、十分です。
ちなみに一番短いものは、引戸の横用で、400mm。
二つの長さの角材を、何本ずつ仕入れることになるのか…。
私は頭がよくないので地道に数字を組み合わせて行くしかありませんが、
この問題はカッティングストック問題と言われるらしく、
検索をかけてみるといかにその計算が難しいかがわかります。
興味のある方は検索してみてください…笑
ちなみに、今回作ろうとしている防音室には一つだけ柱が必要でしたが、
この柱に使えそうな角材も見つけることが出来ました。
40*40がぴったりだったのですが、見つからなかったので
45*45の角材を使おうと思います。
これも、お店でカットしてもらう予定です。
●25mm厚のグラスウール
最初の記事で少し触れましたが、グラスウールとは
ガラス繊維でできた、綿状の素材です。
断熱材としてだけでなく、吸音材としてもよく用いられるそうです。
これをホームセンターで探してみましたが、
なぜか見つかったのはほとんどがロックウール!
これは意外でした。
ちなみにこんな感じで売られていました。
また、グラスウールやロックウールの吸音性はその密度に関係していて、
密度には1平方メートルあたりの重さが10kg、16kg、32kgなどがあります。
密度が高いほど吸音性が高く、有効なのは32kgほどかららしいのですが、
ホームセンターにあったのはほとんどが10kg…。
そして写真にあるロックウールは、密度は30kg/m2でしたが厚さが55mmで、
20mmの厚さまでぎゅっと圧縮することは難しいと判断しました。
グラスウールは、ネットで注文することにします。
●1.2mm厚の遮音シート
壁一枚に対して同じ大きさのものを一枚貼ろうという計画の遮音シートですが、
厚さは1.2mmのものが多いようです。
ホームセンターでも、1.2mm厚で幅940mm、長さ10mのロールを発見しました!
ただこの遮音シート、必要な長さが節約しても12mなんです…。
残りの2mのために10m巻をもう一つ買ってしまうのはもったいないので、
足りない分はネットの切り売りを利用しようと思います。
●角材をつなげるためのネジ
●角材と板をつなげるためのネジ
●遮音シートを板に貼り付けるためのタッカー
これらはもちろんホームセンターで見つけることが出来ました。
まずネジですが、ネジの長さはつなげたい材料の厚さの二倍以上が良いそう。
角材は20*40ですが、20mmのほうを厚さの向きに使うので、
ネジを打つ方向と平行の長さは40mmになってしまいます。
ということで、40mmの二倍、80mm以上のネジである必要があったのですが、
無事に90mmのネジを見つけることが出来ました。
また、板をつなげるためのネジは、9mmの二倍、18mm以上を目安に、
25mmの長さのものをチョイスしました。
そして、タッカーというとあまり馴染みがないでしょうか?
大きなホッチキスのような形で、ホッチキスで言うと目いっぱい開いた状態で、
壁に芯を打ち付けるような工具です。
これを使って、遮音シートを板にバチンバチンとつけて行きたい訳です。
私もタッカーを使ったことは無いのですが、ダイソーの工具コーナーを見てみると
なんと、そのタッカーが300円(税別)で売られているのを発見。
検索をかけてみると、ダイソーのタッカーは評判がよく、
お安い割にはきちんと活躍してくれる品物のようです。
芯は別売りになっていたのですが、周りを探しても芯がなかったので、
ホームセンターでは芯だけを購入しました。
写真に写っているこの芯は、ダイソーのタッカーに対応するそうなのです。
使うのが楽しみです。
<引戸に必要な部品>
●レール
引戸には、扉を走らせるためにレールが必要です。
Vレールやフラットレールなど、色々種類があるようなのですが、
とりあえず扉は一枚だけですし、Vレールを使ってみようと思います。
この辺りは詳しく調べていないので知識と言えるほどの知識がありません。
でも、なんとなく出来そうな気がしています!(謎の自信)
ちなみに長さが1830mmもあるのですが、引戸に必要な長さは815mm…。
レールって何で切れるんでしょうかね?
購入する時に店員さんに聞いてみようと思います。
さすがにレールをカットするサービスはないでしょうかね…。
●戸車
引戸自体の下につける車輪です。
レールと対応したものを選ぶ必要があるそうです。
上で選んだレールとこの戸車では、きちんと走ってくれるみたい。
取り付ける時に扉に埋め込むので、形に合わせて掘り込む必要があるのですが、
特別な工具もないので、中学生の時に美術で使った彫刻刀で挑むつもりです。
なんとなく、出来そうな気がしています…!!!
●レールを取り付けるための板
実はレールに掘込型のVレールをチョイスしたのですが、
元から床に掘り込みを入れる気はさらさら無く、
レールの両脇から挟むようにレールと同じくらいの厚さの板を固定することで
擬似的な掘り込みを作ろうと思っています。
9mmの合板の端材が使えないかなあと企んでいます。
●上レール用角材
引戸の下にはレールを敷きますが、上はどうしようかと考えたところ、
扉の上部に凸、天井に凹(形的には漢字を上下逆さまにした感じ)を作って
そこに噛みあわせてしまおうという結論に至りました。
詳しくは作るときに説明する予定ですが、ここに使うのは
ダイソーのDIYコーナーに置いてある角材で大丈夫そうです。
密閉用角材(作るときに説明します)
密閉用パッキン
<折戸に必要な部品>
●ボールキャスター
まず、どんな折戸を作ろうとしているかについてです。
作り方を探してみたところ、ピポット式折戸という
レールを敷いて、扉に円柱型の穴を開けて部品を差し込んで…
という正統法もあったのですが、見れば見るほど難しそう…。
でも、クローゼットの扉みたいに綺麗に開く扉じゃなくても、
閉める空間が狭く済ませられればわがままは叶うんです。
じゃあ車輪をつけた扉を蝶番で繋いでしまえば良いじゃないか!
と思ったので、そうしてしまうことにしました。
というわけで選んだのが、このボールキャスターです。
普通のキャスターだと車輪がくるっと回って方向転換をしますが、
ボールキャスターなら車輪となっている球体が自由に動いてくれるので
スムーズに動かせるのです。
これも少し扉に埋め込む形なので、また彫刻刀を使って頑張ります。
●ちょうつがい
3枚の扉をつなぐちょうつがいです。
こんな感じのものがありました。
キャスターをつけるとはいえ重い扉になるので、
これくらいの長さがあると気持ち的に安心かな~というところです。
ちなみに、同じくらいの大きさのちょうつがいが
ダイソーでは1枚で税抜き100円だったので、
ホームセンターで買った方がお得です!
<折戸・引戸に必要なもの>
●密閉用木材
●密閉用パッキン
とびらに防音性をもたせるために、できるだけ隙間を埋めなくてはいけません。
普通に壁に扉を取り付けても、車輪の分が床から浮いているし、
扉がきちんと動くためには上部にも余裕を作るしかありません。
この隙間を埋めるために、扉の上下には扉の面に平行するように
板か角材を取り付けて、扉と接する部分に気密パッキンをつけ、
空気が漏れない構造にしようと考えています。
文章での説明には限界があるので、実際に作るときに詳しく説明できればと思います。
<全体的に必要なもの>
●接着用ボンド
●補強用金具
●隙間を埋めるためのシリコン
天袋の下ぴったりに作る予定なので、この防音室は、
外側からネジを止めることができないので、
壁と壁を固定する方法が限られてしまいます。
そこで、まずは木工用ボンドで接着し、
後で内側から補強用の金具を取り付けていくつもりです。
そして、気をつけながら作っていても
どうしても小さな隙間はできてしまうと思うので、
それを埋めるためにこんなものを使います。
これを隙間に当ててシリコンを流し込むことで、
時間を置いて固まったとき、隙間が密閉されるよ!ということです。
これは結構量を使いそうです…。
その他、部品を取り付けるためのネジ等
細かいものが必要になってくると思いますが、
だいたいはこんなような素材を使って作っていこうと思っています。
壁一枚分の材料でも結構な量と重さになるので、
壁単位で材料を買って、作って、次を買って…という流れになるかと思います。
作る順番としては、前回も使った全体図を使うと
こんな感じでしょうか。
細かい部分はその都度調整しつつ、頑張ってやってみます!
さて、今回は長めの記事になってしまいました。
次はやっと、実際に作ってみる記事になりそうです。
ぜひぜひお楽しみに。
書いている筆者が一番楽しみにしています。
ではまた次回、お会いしましょう!