DIY

女子部屋防音室作戦2

前回の記事を踏まえて、タイトルを変更してみました。
その名も女子部屋防音室です。
女子の部屋にこだわりの防音室。
よし、これでコンセプトはどのサイトとも被りません。

前回は防音室を作るうえでのわがままとその叶え方について書きました。
今回は、壁の構造についてです。

まずは、使えそうな素材を調べてみました。

<吸音(音の反射を防ぐこと)に効果のありそうな素材>

ロックウール
人造鉱物繊維で、吸音性を持っている。スポンジみたい。

グラスウール
ガラス繊維でできた綿状の素材で、吸音性を持っている。スポンジみたい。

ウレタン吸音材
よくレコーディングブースの内装に貼られる、音を吸収するためのスポンジ。

<遮音(音の通過を防ぐこと)に効果のありそうな素材>

石膏ボード
板状の建築用内装材料で、遮音性をもっている。脆く、扱いが難しい。

遮音シート/マット
色々なところがこう称して、ゴムや鉛などを使用した遮音効果を謳うシート/マットを販売している。

こんなような素材たちを使って。うまく<吸音>と<遮音>を組み合わせることで
はじめて<防音>性をもたせることができるようです。
組み合わせ方はというと、ある程度遮音できる板と板で、
吸音素材をサンドするという方法をとっている方が多くみられました。
ここは前人達に乗っかることにします。

板には石膏ボードがいいのかな、と思いましたが、
扱いが難しいというのと、捨てる時に産業廃棄物だかで大変な思いをしそうだったので
私は少し厚めの合板で行こうかな、と思います。

そしてサンドする吸音材ですが、グラスウールやロックウールは
断熱材として普通のおうちの壁にも使われているようです。
正直、どっちがどっちだよ!という感じでしたので、
どちらかというと扱いやすそう&安価なグラスウールを使うことにします。
全体的に見ても、グラスウールをサンドしている方が断然多いようでした。

また、片方の合板に貼りつけるような形で、遮音シートも使っていこうと思います。
合板だけではちょっと頼りないですし、商品名に「遮音」と入っているように
それなりの効果は期待できるようです。

そんなこんなで計画した壁の構造は、図にするとこんな感じ。

防音室2-1

壁を厚くしすぎると重さが出て、床の耐荷重※を超えてしまうし、
人が入れるスペースも狭くなってしまうので、
壁一枚はだいたい4、5cmにできればなと思いました。

(※1平方メートル当たり180kgが目安だそうです。)

そこで、材料には大きさの規格というものがあって、
例えば板の厚さはだいたいが5.5mm、9mm、12mm…というように
販売される形がほとんど同じようになっています。
その中で計画したところ、板は9mm、グラスウールは25mm、遮音シートは1.2mm
という厚さに辿り着きました。全部でだいたい4cmです。
図の上でグラスウールが20mmになっているのは、25mm厚のグラスウールを
20mmの厚さのところにぎゅっと詰めてしまおうとしているからです。

下の図のように作れたらなぁと思います。

防音室2-2

そして、この壁を使ってできた箱の中の必要な位置に、
ウレタン吸音材を貼り付けて中での音の反射を抑えたら完成、という計画です。

壁の並べ方としては、次の図のような形。

防音室2-3

壁のそばに書いてある数字は、壁の幅をあらわしています。

部屋に面する壁は3枚の折戸に。
画像下、窓側の壁は引戸に。
窓枠の分が少し壁から出っ張っているので、この段差も丁度いい感じです。

扉については、作るときに詳しく書ければなと思います。

こんな記事を書いているうちに、社長さんからお声がかかって、
ホームセンターに連れて行っていただけることになりました。
構想を始めて、4ヶ月です。
次回の記事であホームセンターでの材料探しの様子と絡めて
今後の見通しをまとめていこうと思います。

では、また次回に!